庭のハーブの香りを楽しむ~ローズマリーの枝で、4つの方法

ローズマリーは、さわやかな香りのハーブ

 ローズマリーは、精油でもおなじみのハーブ。我が家の庭にもあり、そばを通るといい香りが漂います。

 おととし、苗を買ったときは15cmほどでしたが、今やわたしの腰まで伸びました。そこで、剪定した枝をアレンジして、香りを楽しみたいと思います。

①まずは活けてみます

 剪定すると、30cmの大枝から5cmの小枝までそろいました。サイズ別に、器に分けてみます。

 ローズマリーは素朴なハーブですが、集めて飾ることでちょっと華やかな雰囲気になりました。一か所にまとめると、香りもしっかり感じられます。

②スワッグも作ってみました

ラベンダーと合わせて、20cm丈のスワッグを作ってみました。スワッグは、壁にかけて楽しむ花束です。

 ローズマリーもラベンダーも、同じシソ科に属します。吊るしておいたら、芳香成分がよくなじみ、素晴らしい香りのハーモニーを醸し出してくれました。

③葉っぱを集めて匂い袋

 スワッグを作る際、下の方の葉は取り除きます。でも捨てるのはもったいなくて、匂い袋を作りました。

 クラフト紙でたとう包みにすると、ちょっとモダンな雰囲気になります。右の人形は自分で作り、乾燥した葉っぱをお腹につめました。

参考文献:芝千世、『猫のきせかえぬいぐるみ』、グラフィック社、2021年

④挿し木で楽しみを広げましょう

 秋は暑さと湿気が和らぎ、ハーブにとって過ごしやすい季節です。そこで、挿し木も試してみました。

 枝先7~8センチを土に挿すと、意外と簡単に根がつきます。ローズマリーは香りがよいことに加え、とても丈夫なハーブ。育てる楽しみも体験できます。

家のあちこちで、自然の香りが漂います

 実は、ハーブの剪定が苦手です。せっかくいい香りなのに、切り捨てるなんてもったいないと思ってしまいます。枝葉を透かないと株が傷むのはわかっているけれど、毎シーズン作業が延び延びになりがちです。

 そこで今年の秋は、けちん坊の自分の背中を押すつもりで、剪定後の枝を利用し、4つの方法を試してみました。今、家のあちこちに自然の香りが漂っていて、やってよかったなあと思っています。

みんなのアレンジご覧ください

 ツイッターのお仲間さんが、上でご紹介した方法を元に、素敵なアレンジを提案してくださいました。同じものを作っても、作り手それぞれの個性が出ていて、手作りってほんとうに楽しいなあと思います。

 ご協力くださった皆様には改めて感謝申し上げます。