ラベンダーの香りを求め、千年の苑ラベンダー園を訪ねました

日本最大級のラベンダー園@埼玉

 埼玉県比企郡にある千年の苑ラベンダー園で、6月10日から26日まで「らんざんラベンダーまつり」が開催されます。園内には2,200株のラベンダーが植えられていて、一面のお花畑を満喫できます。6月の開花期のみの開園ということで、梅雨の晴れ間に行ってきました。

場所・アクセス千年の苑ラベンダー園
東武東上線・武蔵嵐山駅からバス10分乗車

精油でおなじみイングリッシュ・ラベンダー

 アロマの世界でラベンダーと言えば、この品種。甘く穏やかな香りが、心も身体もいやします。 
 この日はお花が満開で、風が吹くたびいい香りが漂いました。ミツバチもたくさん集まって、わたしたち以上にこの香りが好きみたいです。

学名Lavandula angustifolia
別名真正ラベンダー、トゥルー・ラベンダー、コモン・ラベンダー

香りがさわやかラバンジン

 ラバンジンは、園の面積の半分を占め、千年の苑の主役です。
 香りの成分に樟脳(しょうのう)が含まれていて、爽やかさが際立ちます。
 イングリッシュ・ラベンダーと比べると、花穂(かすい)は3~4倍も長く、色はちょっとくすみ気味です。

学名Lavandula X intermedia
別名太っちょラベンダー、バタール・ラベンダー

フリルがかわいいフレンチ・ラベンダー

 フレンチ・ラベンダーの魅力は、てっぺんについている苞葉(ほうよう)。見た目がユニークで、園芸種として人気があります。
 ただ、精油として蒸留すると、ワラのようなにおいになり、ラベンダー特有の芳香は感じられません。

学名Lavandula stoechas
別名ストエカス・ラベンダー、蝶々ラベンダー

摘み取り体験できます

こちらは摘み取り専用エリア。500円で体験できます。

 千年の苑ラベンダー園には、花の摘み取りができる区画があります。この日も、多くの方が体験していました。わたしも3年前に訪ねたときは楽しみましたが、今年は自宅のラバンジンがいっぱい咲いて、泣く泣くパスすることに決めました。
 帰りのバスは、薄紫色の花束を手にした方がたくさん乗って、車内が爽やかな芳香に包まれました。手ぶらのわたしも、香りのお相伴にあずかりました。

香りのお菓子「蝶の里」

 会場では、精油やソフトなど、いろんなラベンダー商品が売られていました。そのなかで、わたしが気に入ったのは、「蝶の里」というお菓子です。
 見た目は小さなゴーフルですが、ラベンダーの粉末が入っていて、天然の風味が口のなかに広がります。


訪問日:2022/6/13