ラベンダーの花かごを作りましょう

ラベンダーの花かごは、見た目の華やかさはもちろんのこと、作る手間が少ない点も魅力です。編む量はバンドルズの半分ほどですから、短時間でできあがります。手順も、途中までバンドルズと一緒です。
ですから、バンドルズを作ったことがある方なら、バリエーションのひとつとして、気軽に楽しんでいただけると思います。未経験の方も、要領をつかむために、まず花かごを作ってみるといいかもしれません。
もくじ
材料・道具
ラベンダー(30本)…「ラバンジン」という品種がおすすめ。茎が丈夫で編みやすい。
麻ひも…麻の素材が、ラベンダーの茎にしっかりからむ。100円ショップで入手可。
はさみ…ラベンダーの茎を切るときに使用。
1.準備する
・奇数本集める
茎を互い違いに編み込むので、奇数本のラベンダーが必要です。ここでは、30本使い、二本どりで編んでみます。使用する本数は、下の表を参考にどうぞ。
三本どり | 奇数×3=使用する本数 |
二本どり | 奇数×2=使用する本数 |
・葉を取り除く

茎の途中から出ている小さな枝を取り除きましょう。編むときに邪魔になります。
2.束ねる
・麻ひもで結ぶ

ラベンダーを麻ひもできつく束ねます。ゆるいと軸が不安定で編みにくいです。
結び目は、花穂の付け根までずらしましょう。このとき、すべての付け根の位置をそろえてください。
・枝を折り曲げる

束の天地をひっくりかえし、茎を反対側に折り曲げます。
3.編む
・麻ひもで編み込む

折り曲げた茎のあいだから、麻ひもの長いほうを引き出して、らせん状に編み込んでいきましょう。
(この写真では、麻ひもでなくラフィアを使用しています)

茎と麻ひもは、写真の通り、両隣および前後の段と互い違いになります。
・編終わりをとめる

花穂の長さの半分まで編んだら、ひもの端を2センチ残して切ります。端はボンドでとめましょう。
ボンドが乾いて透明になるまで、このまましばらくおきます。
4.仕上げる
・持ち手を決める

ボンドでとめたところが裏側になるように机に置いて、持ち手(左2本、右2本)を決めます。茎の本数は、上の写真の通りです。奇数本で編むので、正面と裏の本数はぴったりそろいません。
・茎を切る
持ち手以外の茎を切りそろえます。ここでは、最後の段の麻ひもから、5mm上でカットしました。

5.できあがり

左右の持ち手の先を交差して、リボンで結んだらできあがりです。

参考文献:『ラベンダー』、広田せい子著、NHK出版