長瀞駅からロウバイ咲く宝登山へ

宝登山は秩父の低山で、頂上には3000本が植樹されたロウバイ園があります。
ロウバイは冬に開花期を迎えると聞き、2月上旬に訪ねてみました。

最寄り駅は、秩父鉄道の長瀞です。
ここから、ロープウェイで山頂に向かいます。

見どころは、武甲山とのコントラスト

山頂駅に着くと、目の前がロウバイ園です。
どこもかしこも花が咲き、見頃に来た甲斐がありました。

山からの眺めは素晴らしく、黄色の花々のずっと先に武甲山がそびえています。
標高は、宝登山の三倍以上あるそうで、さすが堂々としていると思いました。

園いっぱいに咲く黄色い小花

ロウバイの香りは、日本水仙と似ています。
フローラルでありながらさわやかで、山の澄んだ空気によく合います。

こちらの園では、花全体が黄色い品種が八割方を占めていました。
見た目から判断すると、日本で広く普及している「素心ロウバイ」のようです。

香り高いと評判の「宝登のかがやき」

中心がえんじ色の品種も見つかりました。
木の根元には「宝登のかやがき」という名札が立っています。
おそらく2023年に植栽されたという新種でしょう。

ところで、ロウバイはたくさん集まると、汗臭く感じることがあるそうです。
アロマセラピストとしては興味がありましたが、この日はわかりませんでした。

奥宮でヒノキの香りに包まれる

ロウバイ園を抜けると、宝登山神社の奥宮がありました。
まわりをヒノキに囲まれて、針葉樹特有のすがすがしい香りを漂わせています。

今回はロウバイが目的のハイキングでしたが、
ヒノキの香りまで楽しめて、大満足の一日になりました。

こぼれ話～秩父食べ歩き

今回訪ねた宝登山では、香りを楽しむ合間に、秩父の名物も味わってきました。

まず、乗り継ぎの御花畑駅でみそポテト。
フライドポテトと甘めの味噌だれがこんなに合うとは思いもよりませんでした。

宝登山の頂上では、おでん。
こんにゃくはわたしの手と同じくらいの大きさで、食べごたえがありました。
こちらも、みそポテトと似た味付けのお味噌がぬってあります。
小さな茶店の軒先で、焚火にあたりながらいただきました。

下山後は、西武秩父の駅前でわらじかつ丼。
はじめはお肉の薄さにびっくりしましたが、食べてみると、サクサクの食感がおいしかったです。
お肉に味付けがしてあって、ご飯がいくらでも食べられます。

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訪ねた日：2025/2/4