3つの精油で、更年期を元気に過ごす~朝昼夜のアロマレシピ12

更年期は、女性ホルモンが急激に減少する時期。
その変化が、わたしたちの心身を緊張させて、さまざまな不調となって表れます。
そこで、女性ホルモンを整える精油を使って、更年期を元気に過ごす方法をご紹介いたしましょう。
朝昼夜の時間帯にわけ、ときどきの不調に働きかけます。

●朝は、サイプレスの香りとともに

更年期は、睡眠が浅くなりがち。
中途覚醒や早朝覚醒のせいで、すっきりしないまま一日のスタートを迎えることもあるでしょう。
そんなとき、朝のセルフケアに、サイプレスのさわやかな木の香りを組み合わせてみてください。
サイプレスは、女性ホルモンの調整に加え、集中力を高める精油です。

1. 朝散歩と香るコットン

お日さまの光を浴びると、わたしたちの脳は朝がきたことを理解します。さわやかな香りをポケットに入れて、朝の散歩に出かけましょう。


(用意するもの)
・サイプレスの精油(2滴)~女性ホルモンのバランスを整える。爽快な気分に導く。
・化粧用コットン(1枚)

2. 活動モードと首の温湿布

身体を温めると、自律神経の働きで、スムーズに活動モードに入ります。首には太い血管が走り、ここを温めると、全身が効率よく温まります。


(用意するもの)
・サイプレスの精油(2滴)~女性ホルモンを整える。血行をよくする。
・洗面器
・浴用タオル
・熱い湯

3. 有酸素運動と芳香浴

有酸素運動をおこなうと、頭の働きが活発になります。さわやかな木の香りを組み合わせて、一日をシャープに始めましょう。

(用意するもの)
・サイプレスの精油(3滴)~女性ホルモンの調整。
・ローズマリーの精油(2滴)~集中力アップ。
・マグカップ
・熱い湯

※詳しくは読み物レシピをご覧ください。

4. 朝の洗顔とフェイシャル・リンス

更年期は、乾燥が気になる時期。肌がつっぱると感じたら、ハチミツの洗顔料をお試しください。


(材料)
・サイプレスの精油(2滴)~女性ホルモンのバランスを整える。雑菌の働きを抑える。
・ハチミツ(小さじ1杯)~潤いを保つ。
・小皿

●昼は、ゼラニウムの香りとともに

更年期は、思いがけない不調が起こりがち。
ホットフラッシュやイライラ感のせいで、日常生活がスムーズにいかないこともあるでしょう。
そんなとき、昼のセルフケアに、ゼラニウムのフローラルな香りを組み合わせてみてください。
ゼラニウムは、女性ホルモンの調整に加え、自律神経を安定させる精油です。

1. イライラ感と携帯アロマ

イラっときたら、ゼラニウムの香りと一緒に、ひとりの時間をとりましょう。ストレス元から距離をおくと、だんだん気持が落ち着いてきます。


(用意するもの)
・ゼラニウムの精油(5滴)~女性ホルモンのバランス調整。気持の安定。
・コットン
・フタつきの容器

2. ホットフラッシュと涼しい手浴

手は身体の放熱器。水に浸すと、熱感が鎮まります。花の香りと一緒にお試しください。


(用意するもの)
・ゼラニウムの精油(1滴)~女性ホルモンのバランスを整える。
・ハッカ油(1滴)~肌に清涼感をもたらす。
・無水エタノール(小さじ1)
・小皿
・洗面器

※詳しくは読み物レシピをご覧ください。

3. ホットフラッシュと香る扇子

外出先でのホットフラッシュ対策に、扇子はいかが。扇子の風で気化熱を起こし、熱感を鎮めましょう。


(用意するもの)
・ゼラニウムの精油(1滴)~女性ホルモンのバランスを整える。
・扇子~精油がシミになる場合があるので、専用のものを用意する。

4. 手荒れと保湿ジェル

ジェルならべたつかずに、うるおいます。仕事中のお手入れにいかがでしょう。


(材料)
・ゼラニウムの精油(4滴)~女性ホルモンを調整。
・ラベンダーの精油(2滴)~皮脂の分泌を調整。
・キサンタンガム(1g)~トロミをつける粉末。
・オリブ油~(5ml)
・水(25ml)

●夜は、クラリセージの香りとともに

更年期は、リラックスが難しくなりがち。
もう仕事は終わったのに、緊張感がいつまでも残ってしまうことはありませんか。
そんな夜のセルフケアには、クラリセージの深いハーブの香りを組み合わせてみてください。
クラリセージは、女性ホルモンの調整に加え、心身に落ち着きをもたらす精油です。

1. 全身浴とバスソルト

眠気は、体温が急降下するときに訪れます。寝る30分前までに身体を温めておきましょう。


(1回分の材料)
・クラリセージの精油(3滴)~女性ホルモン調整
・サンダルウッドの精油(2滴)~緊張緩和
・無水エタノール(小さじ1)~精油と水の媒介
・塩(大さじ3)~血行促進

2. 入眠儀式とピローミスト

寝る前に決まった香りを嗅ぐと、条件反射で、スムーズに寝つけます。枕元に、ハーブのミストはいかが。


(用意するもの)
・クラリセージの精油(9滴)~女性ホルモン調整
・ジャスミンの精油(9滴)~気持の解放
・無水エタノール(10ml)~精油と水の媒介
・水(20ml)
・スプレー容器

※詳しくは読み物レシピをご覧ください。

3. 手足の冷えと香る湯たんぽ

手足が温まると、自律神経の働きで、自然とリラックスできます。お風呂あがりに冷えてしまうなら、香りの湯たんぽはいかがでしょう。


(用意するもの)
・クラリセージの精油(1滴)~女性ホルモン調整
・ベルガモットの精油(2滴)~憂うつな気分を緩和
・湯たんぽ
・ティッシュ

4. 角質ケアとシアのクリーム

乾燥するなと思ったら、カカオバターのクリームはいかが。しっかりした膜で、肌の潤いを守ります。


(材料)
・クラリセージの精油(1滴)~女性ホルモン調整
・ラベンダーの精油(2滴)~皮脂の調整
・オリブ油(2g)~ツヤを出す
・カカオバター(4g)~肌に膜をはる


※これらのレシピは、2022年9月24日から10月22日まで、ツイッターに投稿したものです。

※アロマセラピーは治療法ではありません。体調のよくないときや、妊娠中、敏感肌の方は、医師に相談したうえでお試しください。小さな子どもは、原則として控えましょう。