ジャスミンの香りを求め、新宿御苑を訪ねました

2種類のジャスミンを体験します

ジャスミンにはいろんな種類がありますが、精油に使われる品種は7~9月に花が咲きます。そこで、アロマセラピーで主要な2種類を見に行ってきました。

うかがったのは、新宿御苑。両方のジャスミンが展示されています。

場所・アクセス一般財団法人国民公園協会・新宿御苑
東京メトロ丸ノ内線・新宿御苑前駅から徒歩5分

1つは、花びらが5枚のソケイ

新宿門から入園し温室に向かう小道に、ソケイが植えられています。ソケイは、ジャスミンの和名。一般にジャスミンの精油といえば、この花から採られます。

意外なことに、糞便臭の成分が微量に含まれ、この素晴らしい香りに深みを与えています。

学名Jasminum grandiflorum
科名モクセイ科
別名素馨、スパニッシュジャスミン、ロイヤルジャスミン

温室のジャスミンも見事です

ソケイを通り過ぎると、温室が見えてきます。温室のなかには滝があり、そのまわりにもジャスミンが咲いていました。

ただ、香りを体験するなら、屋外のジャスミンがおすすめ。どちらも品種は一緒ですが、温室では花に近寄ることができれません。

もう一つは、八重咲のジャスミン・サンバック

温室入口のアーチにツルを伸ばすのは、マツリカ。ジャスミン茶でおなじみの品種で、精油ではジャスミン・サンバックという名で流通しています。

甘さとさわやかさを持ち合わせる香りには、心を落ち着ける効果があります。

学名Jasminum sambac
科名モクセイ科
別名茉莉花、ピカケ、アラビアンジャスミン、サンパギータ

精油は、一瓶一万円

ジャスミンの精油は、採油率が低いせいで、とても高価です。上記2種類も、1瓶(10ml)1万円ほどします。わたしが通ったアロマの学校の先生は、「仕事でなければ買わない」と冗談交じりにおっしゃっていました。

ところが、その原料の植物は、案外気軽に楽しめます。新宿御苑では、屋外にも植えられてますし、柵もありません。

林泉のジャスミンもご期待ください

実は、我が家にもジャスミンの鉢があります。今はまだ小さいですが、数年すればおもての柵を覆い、甘い香りと可憐な花を楽しませてくれるでしょう。

サロンには、ご紹介した2種類のジャスミン精油を用意しております。ご予約の際はぜひお試しください。


訪ねた日:2022/9/4