【更年期のアロマレシピ】入眠儀式とピローミスト
更年期は、緊張をゆるめるのが難しくなる時期。
当然、寝つきも悪くなりがちです。
そこで、枕元専用の香りのミストはいかがでしょう。
お休み前に香りの習慣をつけると、心地よい眠りが取り戻せます。
もくじ
用意するもの
- クラリセージの精油(9滴)~女性ホルモンの分泌を調整する。
- ジャスミンの精油(9滴)~緊張を和らげる。
- 無水エタノール(10ml)~精油にも水にも溶けるので、両者の媒介として働く。
- 水(20ml)
- スプレー容器
レシピ
- 精油と無水アルコールを、スプレー容器に入れる。
- 水を加えて、容器を振るとできあがり。
- 寝る前、枕元に向けて2~3プッシュする。
更年期は、寝つきが悪くなりがちです
更年期は女性ホルモンの分泌が急激に減り、そのことで自律神経にも影響が及びます。交感神経が優位になりがちで、緊張が抜けにくくなるのです。ですから、更年期になると、仕事や家事が終わってもリラックスできず、夜になっても眠くならない方が増えてきます。
わたしも若いころは寝るのが大好きでしたが、50代の今は、日中、眠くなることはほとんどありません。就寝時間も、いつの間にか一時間ほど遅くなりました。
香りの入眠儀式で、スムーズに眠りましょう
入眠儀式ということばをご存知でしょうか。条件反射を利用して、寝つきをうながす方法です。たとえば、特定の香りを決めて、それを嗅いでから寝るという習慣をつけると、その香りを嗅ぐだけで、眠気が訪れるようになってくるというものです。
加えて、嗅覚は、五感のなかでも特に、記憶と結びつきやすい感覚です。入眠儀式の習慣はお風呂や歯磨きなどでもいいそうですが、香りを使う方法は特に効果的といえるでしょう。
※入眠儀式について、『ナショナルジオグラフィック』の記事↓を参考にさせていただきました。とてもわかりやすくて、勉強になります。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/15/403964/011200131/?P=1
安眠効果なら、クラリセージの出番です
こちらのピローミストには、クラリセージの精油を使います。クラリセージは、女性ホルモンの分泌を整えるのはもちろん、リラックス効果が有名です。アロマセラピストによっては、お酒を飲むとき、この香りを嗅ぐと深酔いすると言う方もいるほどです。
組み合わせの香りは、ジャスミンを選びました。やはり、リラックス効果が高く、わたしのサロンでもよく使われます。ジャスミンも、クラリセージ同様、香りに重さがあって、とてもいい具合にマッチしました。
※アロマセラピーは治療法ではありません。体調のよくないときや、妊娠中、敏感肌の方は、医師に相談したうえでお試しください。小さな子どもは、原則として控えましょう。