バラの香りのコンポート、ゼラニウムとりんごで手作りしましょう
もくじ
ローズゼラニウムはバラの香りのハーブです
庭のローズ・ゼラニウムが大きく枝を広げています。そこで剪定がてら、葉っぱを利用してデザートを作ってみることにしました。
組み合わせるのは、今が旬の紅玉。ハチミツと煮て、やさしい甘さのコンポートに仕上げます。
葉っぱから香りを抽出します
まずは、ローズ・ゼラニウムの葉10枚を、200mlの熱湯に浸けて、抽出液をつくりました。
ローズ・ゼラニウムの葉には、芳香成分がたっぷり含まれています。アロマセラピーで使う精油は、これを専用の釜で蒸留して取り出します。
りんごを薄く切りましょう
紅玉の皮をむき、5mmの厚さに実をスライスします。皮は色付けに使うので、とっておいてください。
紅玉は、酸味が特徴で、お菓子作りによく使われます。ローズ・ゼラニウムも香りに酸味がありますから、似た者同士でよくマッチします。
弱火でコトコト煮てください
鍋に、ローズ・ゼラニウムの抽出液を移しましょう。赤ワインとハチミツを各大さじ3杯加えたら、りんごの実と皮も入れ、レモン汁少々を回しかけます。
鍋が沸いたら、弱火で10分煮ます。一晩おいたら、煮汁がしみ込んで色鮮やかになりました。
バラの香りを召し上がれ
できたてを口に入れると、バラの繊細な風味がじんわりと広がりました。ローズ・ゼラニウムの葉は、芳香成分の半分がバラの花と一緒です。
コンポートはこのまま食べても美味しいですし、ヨーグルトやアイスにそえるのもおすすめです。
華やかなアレンジご覧ください
ツイッターのお仲間さんが、こちらのコンポートをゴージャスにアレンジしてくださいました。大きく作れば、パーティーの一品にもなります。
ご教示くださったユーカリ528さんには改めて感謝申し上げます。
ハーブの活用に、この一冊
ハーブの栽培は楽しいけれど、ひとつ困ることがあります。生命力が強いので、利用しきれないほど葉が茂ってしまうのです。
そんなとき、頼りになるのが『広田せい子のNewハーブブック』。ご紹介したコンポートも、こちらを見ながら作りました。15年以上前の本ですが、身近なハーブの活用法が充実していて、いまだにお世話になっています。
参考文献:広田せい子、『広田せい子のNewハーブブック』、山と渓谷社、2005年
月に一度、サロンの広報紙『りんせん通信』を発行しています。
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