【アロマレシピ】帰宅後すぐに、レモングラスのアルコール・ジェル

材料・道具

レモングラスの精油……6滴
消毒用アルコール・ジェル(無香料のもの)……30ml
小分け容器

作り方・使い方


小分け容器に、レモングラスの精油と消毒用アルコール・ジェルを入れます。
振って混ぜると、手指消毒剤のできあがりです。


玄関に置き、外から帰ったら、両手のすみずみまで伸ばしましょう。

レモングラスを組み合わせて、手にも心にも働きかける

玄関に、消毒用のアルコール・ジェルを置いています。
去年の春はなかなか手に入らず、サロンのお客様専用に大事に使っていました。
この頃は、ドラッグストアにたくさん並ぶようになりましたから、自分でも使っています。
それまでは、外から帰ると、肘や足でドアをこじ開け洗面所に向かっていました。

そんな便利なアルコール・ジェルですが、考えてみると不思議です。
石けんを使う手洗いは、最後に水に流すことで、ウイルスが取り除かれている感じがするのですが、
「塗って消毒」というのはイメージがわきません。
どういう仕組みになっているのか調べてみたら、ふたつのことがわかりました。

ひとつは、油を溶かす働きで、ウイルスの膜を壊すということ。
確かに、掃除のときにアルコールを使うと、油性の汚れがきれいになるので理解できます。
もうひとつは、揮発性で、ウイルスを乾燥させるということ。
アルコールの作用で、ウイルスの中身を蒸発させてしまうのだそうです。
さらに調べてみると、アルコールを使った消毒は、
石けんの手洗いより効果が高いという実験結果も見つかりました。

そんな優秀な素材・アルコールをベースにして、香りの手指消毒剤をつくってみました。
材料に使うのは、一般に売られている消毒用のアルコール・ジェルです。
購入するときは、アルコールが70%前後配合されているものを選びます。
濃度がこれより高いものは水分が少なく、ウイルスを溶かす働きが落ちてしまいます。
反対に、濃度が低いものは、多少の消毒効果はあるものの、
結果がでるまでに時間がかかると聞きました。

アルコール・ジェルの組み合わせには、レモングラスを選びました。
アロマセラピーの世界では、レモングラスは殺菌効果があると考えます。
原産地のインドでは、昔、感染症を治す目的で使われていたそうです。
また、名前からもわかる通り、レモングラスは柑橘風の香りをもつイネ科の植物です。
レモンといっても重く甘い雰囲気で、ベースの干し草のような香りとよくマッチします。
外から帰って消毒するとき、この香りが漂うと、一日の疲れがほんのりといやされます。


※アロマセラピーは治療法ではありません。体調のよくないときは、医師に相談したうえでお試しください。小さな子どもは、原則として控えましょう。